
今月発生したKDDIの通信障害。
一般ユーザーに限らず、企業も被害を受けました。
生活必需品である通信機器を使う上で、通信障害は遭ってはならない物ですが、
保守管理しても確実に防げるものではありません。
今回は、予備回線の導入体験記事をお送りします。
個人で出来る対策

個人でできる対策は、他社回線を用意する事。
結果的に維持費は増えてしまいますが、
格安simの組み合わせで、安く抑えられます。
実際に筆者もキャリア+格安simを導入しました。
Simとe-simを一つの端末にまとめる
通常はsimカード1枚までですが、端末がe-simに対応なら、番号を2つ登録できます。
古い機種だとsimカードのみ対応となるので注意。
興味がある方は、量販店やキャリアショップへどうぞ。
e-sim対応端末を用意する
手持ちの端末がe-sim非対応の場合は買い替えます。
iPhoneユーザーなら、SE第2~3世代辺りでも使えます。
基本的にプロファイルをインストールすると再起動後に使えますが、Androidは対応機種があっても、APN設定等が必要です。
端末自体を物理的に増やすのはおすすめしない
既存端末に加えて別端末を追加する方法もあります。
この場合は電源管理が大変ですのでおすすめしません。
仕事とプライベートで使い分ける分には良いですが、荷物が増える分カバンを圧迫するデメリットが生まれます。
同一キャリアで組み合わせしない
重要な話ですが、組み合わせは他社同士にしましょう。
仮にドコモ+ドコモ系だとドコモが通信障害を起こすとアウト。
同様にau+au系、ソフトバンク+ソフトバンク系もアウトです。
e-simのデメリット
次に、e-simのデメリットです。
ネット完結型の格安simだと、番号情報を消失した時にサポートセンターでもカバー出来ない可能性があります。
その他にも、基本的に上級者向けと銘打っているため、スマホに疎い方にはネット専売系のキャリアはおすすめできません。
楽天+日本通信SIMを導入してみた
筆者は行動範囲的に楽天で十分でしたが、通信障害対策で日本通信SIMを導入しました。
プランは「合理的シンプル290(ドコモ)」という、決済方法がクレカ限定のキャリアの物で、paidyカードで契約できました。実はビッグローブモバイルを予定していたのですが、paidyカードは対象外らしく、コスト優先でこちらを組み合わせています。ビッグローブモバイルは、カウントフリーオプションが追加出来るので、よく使うアプリが対象なら、選択肢に入る方がいるかも?
楽天+日本通信SIMのデメリット
さっそくデメリットを確認したので情報を共有します。
今回は楽天をe-sim、日本通信をsimカードで組み合わせたのですが、日本通信のプロファイルを入れると、楽天側が圏外になりました。プロファイル削除後は日本通信側でデータ通信不可でしたが、通話は出来ました。
同時待受は保証されない?
一つの端末に2個回線を入れた場合の問題点は、片方が正常に動作しない可能性が生じる事です。今後は各社のアップデートや行政支援で同時待受が標準な社会になれば、災害に強い国に近づけるのではと思います。